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Ankerの完全ワイヤレスイヤホン(1万円以下)を比較検討した

今回は現在完全ワイヤレスイヤホンを比較検討していこうと思います。

完全ワイヤレスイヤホンは登場時から気になってはいたのですが、
当時はまだまだ黎明期で再生可能時間が短かったり接続が不安定だったりで、同価格帯のコード付きイヤホンと比べるとまだまだ実用性に足らないものがほとんどで躊躇していました。

しかし今や過渡期に入り、1万円以下のものでも十分な性能のものが溢れてきました。
気になる製品もあちらことらに出てきたので、いよいよ具体的に購入しようという考えにいたりました。

そこで今回は特に気になっていた1万以下のAnker製のものについてみていこうと思います。

Soundcore Liberty Neo 第2世代

今回比較検討する中で最も安価なのがこの製品
Amazonでの価格は 税込み 4,999円

製品仕様は以下の通り

再生可能時間約20時間(イヤホン単体と約5時間)
充電端子mircoUSB
製品重量約51g
防水規格IPX7
Bluetooth規格5.0
BluetoothプロファイルAVRCP, A2DP, HFP, HSP
対応コーデックAAC / SBC

また個人的に重要視する特徴を以下にまとめました。

本体形状カナル型
本体操作方法物理ボタン( 再生/停止/受話/終話/トラック送り/トラック戻し )
自動停止機能ケース収納時に自動停止(耳から離した時は停止しない)
ドライバーグラフェン
ケースLED3つあり、バッテリー残量によって点灯する数が変化
1つ点灯:~30%
2つ点灯:30%~70%
3つ点灯:70%~

イヤホン単体で5時間というのは十分実用に耐えうるスペックと思います。
本当に数年前までは考えられなかった数字で驚きです。

対応コーディックはAACまで

コーディックは SBC →AAC→aptXの順で低遅延高音質になっていきます。
元々イヤホン音質という観点からいうとなかなか製品仕様からは把握しにくいところがありますが、その中で、どのコーディックに対応しているかという情報はある程度目安になります。
ここで注意が必要なのは、コーディックは送信側と受信側がどちらも対応しているものが使用されます。
受信側にあたる本製品がSBC/AAC/aptXに対応していても、送信側にあたるスマートフォンなどがAACまでしか対応していない場合、実際に通信の際に使用されるのはAACとなります。
ちなみに自分の持っているスマホはSBC,AAC,aptXすべてに対応していることから、出来ればaptX対応が望ましいところ。
そういう意味ではこの製品は aptX未対応ということで1つマイナスと言えるでしょう。

ケースのLEDでバッテリー残量が分かる

また本製品の特徴としてケースのLEDがあります。
ケースついている3つのLEDがバッテリー残量に応じて点灯するというなんてことのない機能なのですが、この機能は自分がとても重要視しているポイントとなっております。
その理由はバッテリーが生命線である完全ワイヤレスイヤホンにおいて、残りどれくらいで切れるかが視覚的に分かるから。
もちろんペアリングすればスマートフォンからバッテリー残量は確認出来ますが、ケースを見るだけで分かるかそうでないのかというのは非常に使い勝手に影響すると個人的には思います。

安価ながら必要十分な機能がそろった製品

5000円をきる価格ながらデザインも良く普段使いに必要十分な機能が揃っているので
十分に購入検討出来る製品といえるでしょう。

Soundcore Life P2

次に検討するのはこの製品。

Amazonでの価格はSoundcore Liberty Neo 第2世代と同じで 税込み4,999円
ただ形状が異なり、
Soundcore Liberty Neo 第2世代 がカナル型なのに対しこちらの製品はうどん型となっております。
この2つは容易に優劣をつけることが難しいので個人個人の好みによると思います。

製品仕様は以下の通り

再生可能時間約40時間(イヤホン単体と約7時間)
充電端子USB Type-C
製品重量約62g
防水規格IPX7
Bluetooth規格5.0
BluetoothプロファイルA2DP, AVRCP, HFP
対応コーデックSBC / AAC / aptX

個人的に重要視する特徴は以下

本体形状うどん型(AirPos型ともいう)
本体操作方法物理ボタン( 再生/停止/受話/終話/トラック送り/トラック戻し )
自動停止機能ケース収納時に自動停止(耳から離した時は停止しない)
ドライバーグラフェン
ケースLED1つのみ

バッテリー性能はSoundcore Liberty Neo 第2世代と比べて大きく向上しています。
本体形状がうどん型ということで搭載できるバッテリーが単純に大きいのかも知れません。
個人的にあまり小さいと紛失の恐れもあるのでうどん型に抵抗はありません。

aptXに対応

Soundcore Liberty Neo 第2世代 と全く同じ価格帯でありながらバッテリー性能に加えて対応コーディックでも上の性能になっている本製品。
正直ここまでではマイナスポイントはありません。

ケースからはバッテリー残量は分からない

個人的に Soundcore Liberty Neo 第2世代 と比べて唯一劣っていると感じるのがここ。
ケースにLEDはついているがひとつだけなのでバッテリー残量はイヤホンをペアリングしなければ分からない状態になっている。
個人的に重要視しているポイントなだけに非常に残念・・・

ケースにLEDが3つついていれば購入確定だった製品

なぜこの機能を省いたのか、と思わずにはいられないというのが正直なところ。
他に USB Type-C対応や片耳再生機能などあり、 Soundcore Liberty Neo 第2世代 と比べてかなり多機能高性能になっている製品。それだけに惜しい!

Anker Soundcore Liberty Air 第2世代

次に検討するのはこの製品

Amazonでの価格は少しあがって 税込み6,999円
3月頭に発売されたばかりの新製品 となっております。
形状は Soundcore Life P2 と同じくうどん型。
ただしデザインは微妙に異なっておりよりスタイリッシュなものになった感じがします。

製品仕様は以下の通り

再生可能時間約28時間(イヤホン単体と約7時間)
充電端子mircoUSB
製品重量約55g
防水規格IPX5
Bluetooth規格5.0
Bluetoothプロファイル2DP, AVRCP, HFP, HSP
対応コーデックSBC / AAC / aptX

個人的に重要視する特徴は以下

本体形状うどん型
本体操作方法タッチボタン( 再生/停止/受話/終話/トラック送り/トラック戻し )
自動停止機能ケース収納時に自動停止(耳から離した時は停止しない)
ドライバーグラフェン
ケースLED3つあり、バッテリー残量によって点灯する数が変化
1つ点灯:~30%
2つ点灯:30%~70%
3つ点灯:70%~

バッテリー性能は本体のみだと Soundcore Life P2と同程度ながら
ケース込みの時間が半分程度に短くなっています。
これを見るといかに Soundcore Life P2 が大容量バッテリーになっているかが分かります。
また本体操作方法がSoundcore Life P2 の方が物理ボタンで、よりしっかり押さないといけなかったのに対してこちらはタッチボタンになっていますので軽いタッチで操作が可能になります。
(半面、誤操作も多いようです。)

当然aptXまで対応

こちらは当然でしょう。
また同じaptXながら、音質もSoundcore Life P2より優れているというレビューもあります。

ケースからバッテリー残量が分かる!

戻ってきましたこの機能!
本製品はSoundcore Liberty Neo 第2世代と同様にケースからバッテリー残量が分かります
Soundcore Liberty シリーズということで同系統なのでしょうか、正統な上位互換製品と言えるかも知れません。

価格が2000円上がった分の価値を見いだせるか

正直 Soundcore Life P2 とSoundcore Liberty Neo 第2世代 と比べても差という差はケースからバッテリー残量が分かる3つのLEDの存在
後は操作方法が物理ボタンからタッチボタンへの変更。
ただ逆に言えばプラス面はそのくらいで
ケース込みのバッテリー性能は落ちているし充電端子は mircoUSB に戻っている、防水性能も劣るなど、性能としては今ひとつというところ。
むしろ Soundcore Life P2 のコスパの高さが際立ってしまった結果となりました。

Soundcore Liberty Air 2

今回比較検討する中では最も高価で高性能なのがこの製品
名前が紛らわしいですがAnker Soundcore Liberty Air 第2世代よりも発売は先で性能と価格は上です。

Amazonでの価格は 税込み9,999円
ほぼほぼ1万円ぎりぎりのこの製品。

製品仕様は以下の通り

再生可能時間約28時間(イヤホン単体と約7時間)
充電端子USB Type-C
製品重量約53g
防水規格IPX5
Bluetooth規格5.0
BluetoothプロファイルA2DP, AVRCP, HFP
対応コーデックSBC / AAC / aptX

個人的に重要視する特徴は以下

本体形状うどん型
本体操作方法タッチボタン( 再生/停止/受話/終話/トラック送り/トラック戻し/音量変更
などをアプリによりカスタマイズ可能)
自動停止機能耳から離した時に自動停止(設定により変更可能)
ドライバーダイヤモンドコーティング
ケースLED3つあり、バッテリー残量によって点灯する数が変化
1つ点灯:~30%
2つ点灯:30%~70%
3つ点灯:70%~
ワイヤレス充電対応
HearID機能搭載

バッテリー性能はこそAnker Soundcore Liberty Air 第2世代と同等ですが、それ以外の点ではほぼすべての性能が上になっており、価格の差以上の製品になっているのが分かります。

aptX、 USB Type-C 、ワイヤレス充電 すべて対応

aptX、USB Type-Cは当然対応。
これに加えてワイヤレス充電にも対応しているのは大きなプラスポイントです。

ケースからバッテリー残量が分かる機能はもちろん搭載

Anker Soundcore Liberty Air 第2世代 にある機能はすべてあります、もちろんこの機能も。

HearID機能 搭載

Soundcoreアプリにより、イコライザーを変更出来たりやイヤホン本体のボタン操作機能をカスタマイズが出来るのがこの機能。
実はこれ以前の製品はすべて音量の変更が本体操作からは出来なかったのですが、この製品はこのボタン操作機能のカスタマイズにより音量を変更出来るように設定出来るようになります。
ユーザの好みに音や操作方法を変更出来るののは大きなプラスではないでしょうか

他の製品とは一線を画する製品

ここまで見てきた他の製品とは明らかに違うのがこの製品でしょう。
特にHearID機能とワイヤレス充電機能があるのはこの製品のみです。この機能があるのとないのでは使い勝手に差が出てくるで干す。
1万円にせまる価格ながら、非常に納得の性能となっています。

比較検討した結果 まとめ

非常に難しいところですが、個人的には

HearID機能やワイヤレス充電が必須であるならSoundcore Liberty Air 2一択
機能は必要最低限でよいのでコスパ重視ということならSoundcore Life P2
という結論にいたりました。
ただ自分の場合はケースからバッテリー残量が分からないという致命的な欠点があることから、 Soundcore Life P2 ではなく Soundcore Liberty Air 2 を購入しようと思います。

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