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ショートカットキーは暗記しても無意味!「脱マウス最速仕事術」は本当に年間120時間の時短テクがつまっていた

脱マウス 最速仕事術 メディアレビュー

キーボードのショートカットキーを勉強して作業効率をあげたい。

そんな漠然としたニーズに応えてくれるのが
2020年話題のビジネス本 森新著の「脱マウス最速仕事術――年間120時間の時短を実現した50のテクニック」です。

実はこの本、単なるショートカットキーのまとめ本などではなく、ショートカットキーの構造を理解させ業務効率化のコツを教えてくれる、まさに最速仕事術がつまった本でした。

今回はそんな今話題のビジネス本「脱マウス最速仕事術――年間120時間の時短を実現した50のテクニック」を紹介していこうと思います。

ショートカットキーは誰もが同じように暗記すればよいものではない

パソコンやキーボードをある程度使い慣れている人とそうでない人とでは、覚えても実際に使用して作業効率があがるショートカットキーは違う。

ショートカットキーを覚えるのではなく、キー1つ1つの意味合いを理解する。
これを理解することで、キーの組み合わせであるショートカットキーを自分のものに出来、結果として脱マウスを身につけることが出来る。

脱マウスへの鍵は、ショートカットキーの暗記量ではなく、キー自体への理解だということをこの本では説いております。

2週間で80%のマウスダイエット実現を説く

脱マウスにより、最低でも数倍、最大24倍も作業効率があがるとありますが、
実際自分が試した限りでも、まだ非常に15%程度は作業の効率があがったと実感しました。

では具体的にどのようにマウスダイエットを進めていくのか
2週間でそれを実現するプランがこの本には載っています

マウスダイエット 2週間コース

Step1 まずは要諦を確認
Step2 単体系のショートカットをチェックする
Step3 母体キーの使い分け方を理解する
Step4 左手のみで出来るショートカットキーを学ぶ
Step5 両手で出来るショートカットキーを学ぶ

Step1~3の習得に3日間
Step4の習得に5日間
Step5の習得に6日間
計14日で進めていきます。

まずは「Shift」「Ctrl」「Alt」「Windowsキー」の意味から理解する

Ctrlキー Altキー 使い方

基本的にショートカットキーは「Shift」「Ctrl」「Alt」「Windowsキー」および「Tab」とそれ以外のキーとの組み合わせからなります。
ではこれらのキーからなる組み合わせをすべて暗記していけばよいのかといえばそうではありません。

残念ながらショートカットキーはソフトウェアごとに異なります。
MicrosoftのソフトウェアであるExcelとWordでもそれぞれショートカットキーが異なっています。(Excelは特に独自のショートカットキーが非常に多いです)
ソフトウェアごとにショートカットキーをすべて丸暗記していくのはある程度年齢がいった私たちにとって容易なことではありません。

そこで、各キーの意味を理解することで何故このショートカットキーがこの動作なのかを理解することが出来ます。
これを理解することで、ソフトウェアが変わってショートカットキーが変化してもその理由付けからすぐに対応できるようになります。

「Shift」に”↑ “、「Tab」に”⇄”のマークがそれぞれ載っている意味は目から鱗だった

Shiftキー使い方

みなさんのキーボード、「Shift」キー“↑”のマークが付いているでしょうか
「Tab」“⇄”のマークが付いている人はより多いかも知れません。

これらの意味を考えたことありますでしょうか

恥ずかしい話、自分はこの本を読むまで一度もありませんでした。

例えば「Shift」
半角文字モードで「ほ」のキーを押下すると「-」が出力され、
これに「Shift」を加えると「=」が出力されます。
すっかり暗記していましたが、「ほ」キーを良く見ると

下に「-」、上に「=」が印字されています。
つまり「キー」の上部分を入力したい場合に押すキーであるのが「Shift」キー

「Shift」キー”↑”が印字されている理由は、各キーの上部分を入力した時に使用するキーだからなのでした。

知っている人からしたら当たり前なのかも知れませんが、知らない人はなかなか知る機会がない事柄ではないでしょうか。

本書は、このようなレベルからキーへの理解を深めてくれます。

とはいえ、ショートカット一覧も分かりやすく記載

もちろんショートカット一覧も分かりやすく載っております。
1ページ目の見開きにショートカットマップがあります。
これが分かりやすく、
Ctrlとの組み合わせは青で
Shiftとの組み合わせは赤で書かれていたりします。
またExcelのみのショートカット、Excelのみ効かないショートカットなどが分かりやすく載っております

「脱マウス最速仕事術」にはパソコン初心者から上級者まで、誰が読んでも作業効率があがるテクニックがつまっている

上記では、この本の導入を軽く紹介しました。
この先にはより具体的なテクニックがつまっています。

冒頭でも書きましたがパソコンやキーボードをある程度使い慣れている人とそうでない人とでは身に着けることで作業効率があがるショートカットキーは異なります。
しかしこの本にあるテクニックを身に着け、キーの意味を理解していくことで誰もが作業効率をあげられると思います。

ショートカットキーは暗記するのではなく、理解する。
ということをこの本から学びました。

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