今回3月に引っ越す必要が出てきたので、引っ越し業社を選定するにあたり、今話題の 引っ越し侍 というサービスを利用して見積ってみました。
この引っ越し侍というサービスを使ってみた際、良かった点と注意点に気づいたのでまとめます。
これから引っ越しを控えている方、引っ越し侍というサービスに興味がある方の参考になるかと思います。
引っ越し侍の「Web見積もりと予約」と「一括見積もり」の違い
引っ越し侍には2つのサービスがあります。
- Web見積もりと予約
- 一括見積もり
一見似ているサービスですが、実際に使ってみると大きく異なります。
引っ越し侍の「Web見積もりと予約」とは
「Web見積もりと予約」は引っ越し前後の住所や引っ越し人数、荷物などに加えて希望の日程などを入力することで概算や平均で各社の見積もり結果を一覧で表示してくれるサービスです。
この見積もり結果から予約をする業社を選ぶと、その会社にのみ申し込みがいきます。
このサービスのポイントは以下でしょう
- 自分が選んだ業社にしか自分の情報は渡らない
- 金額はあくまでも概算又は平均なので実際の見積もり金額との乖離がある場合がある
自分がここだと絞った業社にしか情報が渡らないので、多くの業者からひっきりなしに電話がかかってくるということはありません。
一方で、ここでの見積もり金額は概算又は平均なので実際に見積もってみたら全然違ったということもあります。
特に、「平均」を出す業者については実際の見積もり価格と乖離があることが少なくないので注意が必要です。
このWeb見積もりの「概算」と「平均」について詳しくは後述します。
引っ越し侍の「一括見積もり」とは
「一括見積もり」は住所や日程などの情報を入力し、「見積もり完了 相場をみる」をクリックすることで対応可能な業者全てに情報が渡り、一括で見積もり依頼されます。
ポイントは以下
- 複数の業社に自分の情報が渡る
- より多くの業者からメールや着信がある
- 電話で条件を話すことである程度の見積もりが可能
まず、これを行うと各業者から電話が結構かかってきます。
対応出来ないほど電話がひっきりなしにかかってくるかというとそのようなことはなく、前回自分が利用した時は10社まではいかない数だったと思います。
見積もりに関しては、電話越しなどで日程や荷物の情報を伝えて見積もりを出してもらいました。
ここで提示される見積もり金額は業者が提示したものなので、Web見積もりよりも精度が高いものと考えても良いと思います。
大きな引っ越しの場合は結局自宅に来てもらわないと具体的な見積もりは出来ない
例えば洗濯機と冷蔵庫だけ、のような限定的な引っ越しであれば電話越しやネット越しでも見積もりは可能なのですが、家財道具一式のようになると結局実際に来ていただかないと具体的な見積もりはできません。
あくまでも自宅に見積もりに来てもらう業者を絞るツールとしての位置付けにはなると思います。
引っ越し侍「Web見積もりと予約」を使用してみた
今回は「Web見積もりと予約」を使ってみました。
引っ越し予定日は繁忙期を覚悟で3月です。

このページから「Web見積もりと予約」の項目を選択します。
現住所と引っ越し先、荷物情報などを入力する
「Web見積もりと予約」を選択すると、
- 現住所(番地まで)
- 引っ越し先住所(町名まで)
- 荷物情報
を入力する画面になるので、画面の指示に従って入力していきます。

見積もり画面が表示される
住所情報と荷物情報を入力すると、以下のような見積もり情報が表示されます。

ぱっと見た感じ、業界最大手のサカイ引っ越しセンターがそこそこ安く、地元企業のメテオドリームや愛知引っ越しセンターがこれについで安い感じです。
ですがこの表、実は大きな落とし穴があります。
価格欄をよくよく見て下さい
引っ越し侍のWeb見積もりには“利用者の平均価格“と“概算価格”がある
この画面をよくよく確認してみます

サカイ引っ越しセンターとアート引っ越しセンターは「利用者の平均価格」
愛知引っ越しセンターやそれ以外の業者は全て概算価格となっております。
引っ越し侍のWeb見積もりに出てくる“平均価格“についてはアテに出来ない
この平均価格については下に説明がありました、以下引用
利用者の口コミをもとに算出した平均金額を表示しています。詳細の金額は、引越し業者からご連絡いたします。
この平均価格、荷物量に応じたものになってはいますが、業社が提示しているものではなくあくまでも口コミを元に算出しているからか、その精度は全くアテになりません。
自分はサカイ引っ越しセンターを予約し、実際に自宅まできてもらって見積もりをしたのですが、その結果、
引っ越し侍の概算価格:84,870円
本見積もり:182,600円
10万近く上がってました
少なくとも、この“平均価格”とやらは繁忙期による値上げは考慮されていないようでした
引っ越し侍のWeb見積もりに出てくる“概算価格“はそれなりに近い数字が出ている
一方で、“概算価格”というものも引っ越し侍のWeb見積もりには出てきます。
こちらはおそらく引っ越し業社の方が出しているものと思われ、その精度も高いです。
例えば上記の愛知引っ越しセンターの場合は
引っ越し侍の概算価格:120,000円
本見積もり:99,000円
と、およそ想定通りの価格帯でした。
また、“別日程の料金をみる”から確認すると、日にちや時間によって価格がどれほど変わるかもわかりやすく表示されます。
見積もり画面から予約をしたいと思う業社を選択し、個人情報
上記の見積もり画面から、自分が申し込みたいと思う業社を選択して次の画面に進みます。
予約する業社は大体3社程度にしておくことをお勧めします。
そして連絡先の情報などを入力した後、最後に以下のような画面になります。

この画面で「選択した業社に仮予約する」のボタンを押すと予約は完了です。
予約した業社から電話が数分のうちにかかってくる
ここからは電話が鳴ります。
予約が完了すると次は本見積もりと言うことで、業社が自宅を訪問できる日を調整したいと電話してきます。
業社が自宅にきて詳しい見積もりを実施→本申し込みへ
ここからは普通に引っ越し業社を依頼する時と同じです。
とにかく数社から見積もりを取って比較します。
とにかく安いところが良いというわけではないですが、同じ規模の引っ越しでも本当に業社によって価格が全然違います。
価格とサービスが最も良いと思った業社を選び、本申し込みを実施します。
引っ越し侍はいいサービスだがわかりにくいところもある
使ってみて、引っ越し侍は非常にいいサービスです。
これで使うのは2度目ですが、以前にはなかったWeb見積もり機能が非常に便利で、自分が選んだ会社からしか電話がかかってこないというのもとても良かったです。
とにかく転居は手間もお金もかかる。
ならせめて引っ越し費用だけでも抑えておきたいものです。
引っ越し侍はうまく使えば誰でも簡単に引っ越し費用を抑えられるサービスではないでしょうか
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