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花粉症対策でシャープの空気清浄機(KC-H50)導入したのでレビュー

寒さが和らいでくるとやってくるのが花粉。
今年はこれまで使ってきた加湿器を買い替えるということもあり、 シャープ 加湿器付きの空気清浄機 KC-H50 を購入しました。
花粉シーズン突入前に購入して1か月くらい使ってみたのでレビューします。

シャープ 空気清浄機 KC-H50とは

購入したKC-H50はシャープの空気清浄機のエントリーモデルです。

まずシャープの空気清浄機において避けては通れないプラズマクラスターについて紹介します。

プラズマクラスターのグレードが3種類ある

シャープの空気清浄機といえばシャープ独自の技術であるプラズマクラスターが何と言っても売りです。
空気清浄機自体に興味がなくても
“プラズマクラスター”という単語は聞いたことあるのではないでしょうか。
プラズマクラスターとは、自然界に存在するのと同じプラスイオンマイナスイオンを発生させるものであり、このイオンが空気中に浮遊する菌やウイルスの作用を抑制させるとのこと。
このプラズマクラスターは3つのグレードがあります。

プラズマクラスター Next プラズマクラスター 25000 プラズマクラスター 7000
浮遊カビ菌を除菌
浮遊ウイルスの作用を抑える
浮遊アレル物質の作用を抑える
浮遊花粉アレル物質の作用を抑える
付着カビ菌の増殖を抑える
付着花粉アレル物質の作用を抑える
付着したペットの皮膚特有の菌の作用を抑える
タバコの付着臭を分解・除法
汗臭をスポット消臭
生乾き臭をスポット消臭
静電気を抑える
お肌にツヤを与える
ストレスがたまりにくい環境をつく
集中を維持しやすい環境をつくる

※ ●⇒〇⇒◎の順で効果発生までのスピードが速い

グレードが上がれば高性能な空気清浄機能になる感じですが、集中力やストレスに関してまで本当に効果があるのか?と思ってしまいます。
今回の製品KC-H50に搭載されているプラズマクラスター7000はやはり上位グレードに比べると機能は少ないですが、浮遊花粉と付着花粉に効果があり浮遊ウイルスや生乾き臭にも効果があるということで必要十分な機能と判断し購入に至りました。

プラズマクラスター適用床面積が13畳

適用床面積も空気清浄機を選ぶにあたって重要な要素。
本製品の適用床面積は以下のようになっています。

プラズマクラスター適用床面積 空気清浄適用床面積加湿適用床面積
13畳15畳 プレハブ:14畳
木造:8.5畳

“プラズマクラスター適用床面積”と”空気清浄適用床面積”の違いは不明。
ただ重要なのは” プラズマクラスター適用床面積 “なのでこちらを重視して選べばよいです。
ちなみにプラズマクラスター7000の場合は13畳のものと11畳のものがありましたが、
我が家では11畳では心もとなかったのとここの価格差はほとんどなかったので13畳の方にしました。

型落ちを狙うのが一般的で年式ごとに性能の差はない

KC-H50は2017年であり、同じプラズマクラスターグレード、同じ適用床面積のもので
2018年モデルはKC-J50
2019年モデルはKC-L50
がそれぞれありますが性能に差はないのでその時に最も安いものを購入すればよいと思います。

実際に使ってみた感想

設置場所は壁から少し離す必要あり

フィルターと吸引口が本体背面にあることから、壁から3cm離す必要があると説明書にあります。
なので壁ぎりぎりに設置出来ない点だけ注意が必要です。

基本的な使い方は”おまかせ”ボタンを押すだけ

操作パネルは分かりやすくなっており、基本的にユーザは”おまかせボタン”を押すだけでよいようになっています。これだけで室内の空気の汚れ状況などに応じて吸引力を自動で調節してくれます。

ボタンは説明書を読まなくても直感で動きが想像出来る

ちなみにボタンは左から、以下のようになっています。
見張り:フィルター掃除のタイミングでランプが点灯するので、掃除が終わったら押します。
ディスプレイ表示内容切替:右側に表示される内容を温度/湿度/電気代の中で切り替え出来る。
ディスプレイ表示明度変更:ディスプレイの表示明度を変更
風量変更:風量を変更。就寝時に気にならないように”静か寝モード”や花粉が舞ってる場合につかう”花粉モード ” などがある。”静か寝モード “の時はディスプレイも非表示になる
加湿:加湿機能のOn/Off
パワフル風じん:室内の空気を素早く綺麗にしたい時に押すことで最大風量で運転する
運転/停止:電源ボタン

そのどれもがボタン下の文字を読めば機能の想像が出来るので迷うことがありません。
また最も使用頻度が高いであろう”おまかせボタン”が大きく押しやすくなっているのも使い勝手の良さに貢献しています。

とにかくおまかせボタンを押せばよい

“おまかせボタン”を押した状態でもう一度押すと、”風量変更ボタン”にて指定された状態に戻ります。
これは便利で、一度だけ”風量変更ボタン”を操作して”静か寝モード”に設定しておく。これだけで
朝:”おまかせボタン”を押す⇒おまかせモードになる
夜:”おまかせボタン”を押す ⇒おまかせモードがオフになり、以前設定した”静か寝モードになる”
を繰り返すだけで済みます。

肝心な花粉症対策の効果は・・・

これを導入したからと言って、家中から花粉が無くなるわけではなく、
朝や帰宅直後などは目が痒くなったりすることはあります。

しかし帰宅してしばらくたつと花粉がそれほど気にならず、朝起きてすぐ鼻をかむことが今年は
1度もありません。
これがすべてKC-H50のおかげかは分かりませんが、今年はスギ/ヒノキ花粉ともにそれほど大きなダメージは受けていない印象です。
ダメージを受けていないというか、花粉の存在そのものを意識する時間が去年までと比べてずっと少ないです。意識しないということは気にならないということで、ある程度の効果があったということだと思っています。

“きれいモニター”が空気の視える化を実現

当然の話ですが空気は視えません。
汚れているような気がすることはありますし空気がおいしいと気がすると感じることはありますが、確かな基準で空気の汚れを知る機会は自分はこれまでありませんでした。
しかしこの”きれいモニター”は部屋の空気の汚れ具合を緑⇒橙⇒赤で表示することで空気の視える化を実現しています。

これが花粉の場合はちゃんと体感と一致しているから大したもので、空気をきれいにしてくれるということ以上にこの空気の視える化は部屋の状態を把握しすることで対策を講じれるようになります。
このことが結果として空気清浄機の導入が意味のあるものだったと思うことが出来るひとつの要素になっています。

中央の緑のLEDが”きれいモニター”
これが空気の汚れを検知すると色が変わる

サイズ的にもデザイン的にも部屋の邪魔にならず、持ち運びも楽

本製品はサイズ的にもそれほど大きくはないので、部屋の中にあってもそれほど邪魔にならず、また本体下部にはキャスターがついているので移動も楽です。
(加湿機能使用時の水がいっぱい入った状態であったもそれほど影響を感じませんでした)
我が家では日中はリビング、夜間は寝室と設置場所を変えていますが全く苦になりません。

お手入れは1月に1度の簡単な掃除のみ

この手の家電でネックなのがお手入れ、
と思っていましたが実際にやっててみるとそこまで手間でもありませんでした。
お手入れのタイミングになると”見張りボタン”上部のランプが点灯します。

1か月に1回くらいの周期で点灯する


点灯したら背面のフィルターを外から掃除機で吸うだけ。10分もかかりません。

内部にもいくつかフィルターはありますが、これらは1部品を除いて10年に1回交換すればよいと書いてあるので基本的には触りません。
1部品については1年に1回交換とありますが、1年に1回程度であれば大して負担になりません。

加湿機能は未検証

暖かくなり湿度もそれほど下がらなくなってきたので加湿機能は1度しか使用しておりません。
また加湿器を使用することで加湿機能のお手入れも必要になると思います。
この辺りはまた改めて検証しようと思います。

結論 よほど広い部屋でなければ十分な性能 ただし花粉については過度な期待は厳禁

性能的に十分で、現在使用している部屋はリビング10畳及び寝室7畳ですが性能が不足していると感じたことはありません。
また音も基本的には静かで就寝中も全く気になりません。

ただし花粉症の皆様向けに
今年は本製品の導入で花粉を感じることが少なくなったような気がするようになったことは事実ですが、
本製品の導入で室内から一切の花粉がなくなることはありません。そこは念を押しておきます。
基本的に舞っている花粉は吸えても床に落ちた花粉は吸えません。
その代わり前述した”きれいモニター”によって、どのような時に花粉が舞っているかを知ることが出来るようになりました。
・就寝中は舞っていなくても起床後リビングに移動した瞬間花粉が舞う
・帰宅時大量の花粉が室内に入る
・掃除機をかけると少量ながら花粉が舞う
など
これを知ることにより室内に花粉が舞わないように気を付けることが出来るようになったので、そこまでを踏まえて花粉症の方々にもおすすめ出来る製品となっています。

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