今回は2年前我が家で導入したPanasonicのドラム式洗濯機NA-VXシリーズ最安モデルを2年間使用した結果をレビューしていきます。
PanasonicのVXシリーズの最安モデルを購入
当時購入したのはPanasonicのVXシリーズの中でも最も安かったNA-VX3800Lで、価格は16万程度でした。
2020年モデルでいうとNA-VX300L(またはR)が後継モデルで、価格も同程度となっております。
NA-VX3800LとNA-VX300ALは性能としては同程度で、NA-VX300ALの方に新しい機能やモードが追加されているくらいなのでNA-VX300ALの購入検討の参考にもなると思います。
ちなみに型番末尾の”L”は左開き、同様に右開きの”R”がすべての製品にありますので洗濯機設置場所に合わせて購入出来ます。
タテ型ではなくドラム式洗濯機を選んだ理由
価格面で言えば昔からあるタテ型洗濯機の方がドラム式洗濯機よりも安く購入出来ますし、これに加えて小さなスペースで多くの洗濯容量を確保出来ます。
それでもよりドラム式を選んだ理由、それは乾燥機能です。
タテ型洗濯機とドラム式洗濯機の比較は以下の記事にまとめました。
20万以下でヒートポンプ乾燥方式が出来る唯一の製品
当時はドラム式洗濯機の中でも20万未満で購入でき、さらに乾燥方式ヒートポンプなのがPanasonicのVXシリーズの最安モデルであるNA-VX3800Lだけだったのでこちらを購入しました。
乾燥方式についても上記の記事にまとめてありますので気になる方はまた読んでみて下さい。
実際に2年間使用してみた感想
ではここからは実際に使用してみてどうだったかを具体的に書いていこうと思います。
実は乾燥機能はほとんど使用していない
乾燥機能を重要視してドラム式洗濯機を購入したと書きましたが、毎日のように乾燥機能を使用している訳ではなく、実はほとんど使用してません。
その頻度は時期によりますが、多い時でも3回洗濯機を回すうち1回使うか使わないかという程度です。
では何故毎回使用しないのか。
理由は明白で、いかにヒートポンプ式による乾燥といえど天日干しには勝らないからです。
まぁ当たり前の話ですが洗濯は日照時間を逆算してやりますし、洗濯が終わった時太陽が出ていれば普通に干します。
ただ、いつもそれが出来ない時が少なからずあります。
我が家ではそういう時に乾燥機能を使用します。
たまにしか使わなくても、乾燥機能は生活を変える
前述したように乾燥機能は我が家の場合たまにしか使用ていません。
しかしたまにしか使用しなくてもこの乾燥機能は我が家の生活を変えるには十分でした。
憂鬱な部屋干しから解放される
乾燥機を使用する時というのは、我が家の場合は以下のパターンがほとんどです。
- 洗濯物が溜まっているのに雨が続いている時
- 夜に洗濯機を回したが、その後部屋に干す元気がない時
- 花粉シーズンで外に何も干したくない時
このような時、NA-VX3800Lを購入する前であれば部屋干しするより他なかったのですが、ご存じの通り部屋干しすると
- なかなか乾かず場所を取る
- 菌が繁殖し生乾き臭が発生する
- 仕上がりもイマイチ
という問題が発生します。これに加えて
干す/畳む
という通常の洗濯作業の中でも最も面倒くさい作業はしっかりやらなければならないので、非常に憂鬱でした。
ここで乾燥機能があるとどうでしょうか
部屋干しは全くしなくなったわけではありませんが、その頻度や量もぐっと減りました。
本機の乾燥機能の仕上がりはコインランドリーの乾燥機とまではいかないまでも、タオルなどは天日干しした時よりもフワフワの仕上がりで、その他衣服もホカホカで乾き残しは全くありません。
部屋干しが減れば生乾き臭が部屋に蔓延することもありませんし、部屋のスペースが洗濯物にとられることもありません。
“干す”作業から解放される
そして何より乾燥機能を使用することで”干す作業”がなくなります。
洗濯機の存在が当たり前になった現代、洗濯から脱水までは全自動が当たり前になっていますが、前述したように”干す作業”と”畳む作業”はやはり人間が手でやらなければならず、洗濯作業の負担のほとんどがこの2つの作業に集中しています。
特に“干す作業”はまことめんどくさい。
この”干す作業”がなくなることで、結果として洗濯作業そのものに対する負担が大きく減り、洗濯作業そのものが苦でなくなりました。
その結果洗濯作業が”めんどくさい家事”から”それほど面倒でもない家事”に代わり、出来た余力を他の家事や家事以外のことに回せるようになりました。
この時間と気持ちの余裕が生まれたことは決して小さくない変化であり、乾燥機能が生活を変えたと言う理由でもあります。
3時間弱で乾燥が終わる 電気代は1回辺り20円弱
洗濯完了後から乾燥かかる時間は、規定量を超えない限りは大体3時間弱くらいですが、
電気代は1回辺り20円弱となっています。
電気代の安さもヒートポンプ乾燥方式の恩恵です。
乾燥の時間が3時間弱なので、昼間に洗濯が出来なかった日でも夜に洗濯機を回してそのまま乾燥機能を使用すれば寝る前くらいには乾燥が終わり、その日のうちにしまうことも可能です。
寝る前に部屋干しをしても次の日の夜に乾いているかいないかという感じなので、その時短はもはや比べるべくもありません。
ただし、乾燥機能の使用には注意が必要
乾燥機能は生活を変えるほど便利なものですが、使用には注意が必要です。
乾燥機能使用後のお手入れは必須
乾燥機能は使用する度に毎回フィルターの掃除が必須です。
ただ掃除といっても手間も時間もほとんどかかりません。
乾燥機能で縮むものもある
乾燥機能はどんな衣類にも使えるわけではありません。
衣類が傷みにくいヒートポンプ乾燥方式といえど、乾燥出来ないものはあります。
我が家ではニトリのフェイスタオルをうっかり確認せずに乾燥して

このように縮めたことがあります。
乾燥機能を使用する際は衣類のタグをよく確認する必要があります。
なので我が家では、洗濯乾燥を全自動ではやりません。
まず洗濯のみ実行し、洗濯が終了したら乾燥機にかけても大丈夫なものだけ洗濯機の中に残して、それ以外は干します。そして残ったものに大して乾燥機能を使用します。
具体的は、いわゆるオシャレ着と言われるものは乾燥機能を使用しませんが、タオル類、下着、靴下、カッターシャツなどは乾燥機能を使用しています。
前述したようにタオルはニトリのものだけは縮みますが、タオルなので気にしていません。
操作感は至って普通 洗濯機に必要な機能は一通りそろっている
操作パネルは以下のようになっています。

風呂水の使用や予約
洗い/すすぎ/脱水/乾燥 の時間を個別に設定するわたし流や全自動のおまかせ
洗濯・洗濯~乾燥・乾燥のみ を指定する各種モード指定
など、必要と思われるものはすべてそろっており、操作に困ることはありません。
ちなみにチャイルドロックは左端の”予約ボタン長押しで設定出来ます。
洗濯機能についてはタテ型との差は体感できるほどはない
本機を購入する前は日立のタテ型洗濯機を使用していましたが、洗濯機能について全く差を感じません。その洗浄力と衣類の傷み具合、ともに体感できるほどの差はなかったと言えると思います。
2年間使って大きな故障はなし、ただしドアロックが不安定な時がある
「ドラム式洗濯機は壊れやすい」なんて話を聞いたことがあります。
実際に使ってみると、
購入して2年間、洗濯頻度は週2~3回程度ですがこれまで大きな故障はありません。
気になる点として、ドアロックが不安定な時があります。
ドアが閉まらない訳ではなく、ドアを閉めて洗濯開始ボタンを押下すると
正常な動作ではドアがロックされて洗濯が開始となるのですが、
このロックが正しく出来ていないのか、エラーになって洗濯が開始出来ないことがたまにあります。
この場合は再度洗濯開始ボタンを押下すると、正しくロックされて洗濯が開始されます。
ドアのロック部分を確認しても何かが挟まっているわけではないので、内部的なロック構造に問題があるかも知れませんが、買って2年でこの程度の不具合は発生しています。
本製品はヒートポンプ乾燥方式のドラム式洗濯機の中では最も安い!乾燥機能を求めるならオススメ
やはり何と言っても本製品の最大の売りはヒートポンプ乾燥方式による乾燥機能でしょう。
洗濯を干す作業と部屋干しの嫌な臭いから解放されるこの機能が20万を切る価格ということで非常にオススメです。
安いので性能に不安があったのですが、(ドアの件があるにはありますが。。。)普段使っていて不都合があったり使えないということはありません。
洗濯機を買い替えるというのはそれほど頻度があるものではありませんので、買い替えの際は、本機に限らず乾燥機能を搭載したもの、特にヒートポンプ乾燥方式のドラム式洗濯機を強くオススメします。
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